2025.10.14 [更新/お知らせ]
第38回東京国際映画祭 吉永小百合さんに特別功労賞の授与決定! ~オープニング作品『てっぺんの向こうにあなたがいる』主演~

この度第38回東京国際映画祭において、永年の国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい方々へ贈る“特別功労賞”を、吉永小百合さんに授与することを決定いたしました。
 
吉永小百合さんに特別功労賞
 
吉永さんは1959年に『朝を呼ぶ口笛』で本格的な映画デビューを果たして以来、常に第一線で活躍され、その出演映画の本数は120本以上に及びます。キャリアを通じて、芸術性と大衆性を兼ね備えた数多くの傑作に出演され、日本アカデミー賞では史上最多となる最優秀主演女優賞を4度受賞(『おはん』『天国の駅 HEAVEN STATION』、『つる -鶴-』『華の乱』、『長崎ぶらぶら節』、『北の零年』)。また、文化功労者としての選出をはじめ、紫綬褒章を受章されるなど、その功績は国家レベルで高く評価されています。
自ら企画を手掛けた『ふしぎな岬の物語』ではモントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリ&エキュメニカル審査員賞をW受賞。以降も『母と暮せば』や『こんにちは、母さん』などで戦争の記憶や命の尊厳をテーマにした作品にも精力的に取り組み、今年の映画祭のオープニング作品でもある『てっぺんの向こうにあなたがいる』では世界で初めてエベレストに登頂した女性を演じています。
常に挑戦者として、そして女優としての品格をもって、日本の映画文化の向上に多大な貢献を果たしてこられたその功績に対し、心からの敬意を表し、特別功労賞を授与することといたしました。
 
■東京国際映画祭チェアマン安藤裕康コメント
吉永さんは、長年にわたり幾多の困難に立ち向かいながら日本映画の頂点に上りつめた方です。その姿は、この度主演された『てっぺんの向こうにあなたがいる』の中で女性として世界初のエベレスト登頂を成し遂げた不屈の登山家の姿と重なります。その映画が東京国際映画祭のオープニング作品として上映される機会に、吉永さんの偉大なご功績に対する敬意と感謝の証として特別功労賞を贈呈できること栄誉に思います。
 


 
■吉永小百合さんプロフィール
東京都出身。1959 年『朝を呼ぶ口笛』にてスクリーンデビュー。以来、『キューポラのある街』、『愛と死を見つめて』、『動乱』、『細雪』、『北の零年』、『母べえ』、『北のカナリアたち』、『こんにちは、母さん』など数多くの映画に出演。自らプロデュースした『ふしぎな岬の物語』ではモントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリ&エキュメニカル審査員賞をW受賞。最新作『てっぺんの向こうにあなたがいる』で124本に出演。

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