『ザ・ホエール』で第95回アカデミー賞主演男優賞受賞に輝いたブレンダン・フレイザーが主演し、『37セカンズ』のHIKARI監督がメガホンをとった『
レンタル・ファミリー』が11月3日、第38回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ日比谷で、ガラ・セレクション部門として上映された。
上映を前に、HIKARI監督をはじめ出演する柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽、真飛聖、木村文、篠﨑しの、森田望智が舞台挨拶に登壇。第50回トロント国際映画祭でも好評を博した本作のアジアンプレミアに喜びを語った。
フレイザー演じる日本在住の落ちぶれ俳優・フィリップが、依頼人にとって大切な家族を“演じて”報酬を得る仕事を通して、生きる喜びを見出すヒューマンドラマ。オール日本ロケを敢行し、ネオンが光り輝く新宿の街並みや、上空から捉えた渋谷のスクランブル交差点など、東京の街並みも重要なキャラクターとして映し出されている。
アメリカをベースに活躍する日本人監督のHIKARIにとっては、長編2作目。サーチライト・ピクチャーズとタッグを組み、日本を舞台にしたオリジナル作品に挑み「撮影から1年以上が経って、編集も頑張って、今こうやって東京で、アジア初の上映をさせてもらえるのが、すごく楽しみです」と感無量の面持ちだ。
柄本は、認知症によって記憶を失いつつある老俳優・喜久雄を演じ、フレイザーと共演。「ブレンダンさんは、大きい人なんですけど、“ホエール”くらい大きいというわけじゃありません」と軽妙なジョークで客席を笑いに包んだ。
そして「体が大きいだけじゃなくて、非常に大きな奥行きのあるお芝居をされる素晴らしい俳優さん。ご一緒できて光栄でしたし、誰に対しても何も変わらず、人柄が素晴らしかった」と、フレイザーの人間性をべた褒めした。
するとHIKARI監督は「今日は素晴らしい特別な日です」と切り出し、「それは柄本明さんの77歳のお誕生日です!」と明かすと、クラッカーが鳴る中、花束のプレゼント。柄本は「お気遣いしていただきまして、ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべながら、監督&キャスト陣からのお祝いに感謝を述べていた。
HIKARI監督は「いろんな素晴らしい、一言では言えない涙ながらの体験をさせていただいて、本当に勉強になりました」と柄本に敬意。「これからもご一緒できるかな? 一緒に作品をつくってもらえるように頑張ります」と意気込みを語ると、柄本は「こちらこそ、監督。どうもありがとうございました」と再タッグに意欲を見せていた。
第38回東京国際映画祭は10月27日~11月5日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。『レンタル・ファミリー』は2026年2月27日公開。
『ザ・ホエール』で第95回アカデミー賞主演男優賞受賞に輝いたブレンダン・フレイザーが主演し、『37セカンズ』のHIKARI監督がメガホンをとった『
レンタル・ファミリー』が11月3日、第38回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ日比谷で、ガラ・セレクション部門として上映された。
上映を前に、HIKARI監督をはじめ出演する柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽、真飛聖、木村文、篠﨑しの、森田望智が舞台挨拶に登壇。第50回トロント国際映画祭でも好評を博した本作のアジアンプレミアに喜びを語った。
フレイザー演じる日本在住の落ちぶれ俳優・フィリップが、依頼人にとって大切な家族を“演じて”報酬を得る仕事を通して、生きる喜びを見出すヒューマンドラマ。オール日本ロケを敢行し、ネオンが光り輝く新宿の街並みや、上空から捉えた渋谷のスクランブル交差点など、東京の街並みも重要なキャラクターとして映し出されている。
アメリカをベースに活躍する日本人監督のHIKARIにとっては、長編2作目。サーチライト・ピクチャーズとタッグを組み、日本を舞台にしたオリジナル作品に挑み「撮影から1年以上が経って、編集も頑張って、今こうやって東京で、アジア初の上映をさせてもらえるのが、すごく楽しみです」と感無量の面持ちだ。
柄本は、認知症によって記憶を失いつつある老俳優・喜久雄を演じ、フレイザーと共演。「ブレンダンさんは、大きい人なんですけど、“ホエール”くらい大きいというわけじゃありません」と軽妙なジョークで客席を笑いに包んだ。
そして「体が大きいだけじゃなくて、非常に大きな奥行きのあるお芝居をされる素晴らしい俳優さん。ご一緒できて光栄でしたし、誰に対しても何も変わらず、人柄が素晴らしかった」と、フレイザーの人間性をべた褒めした。
するとHIKARI監督は「今日は素晴らしい特別な日です」と切り出し、「それは柄本明さんの77歳のお誕生日です!」と明かすと、クラッカーが鳴る中、花束のプレゼント。柄本は「お気遣いしていただきまして、ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべながら、監督&キャスト陣からのお祝いに感謝を述べていた。
HIKARI監督は「いろんな素晴らしい、一言では言えない涙ながらの体験をさせていただいて、本当に勉強になりました」と柄本に敬意。「これからもご一緒できるかな? 一緒に作品をつくってもらえるように頑張ります」と意気込みを語ると、柄本は「こちらこそ、監督。どうもありがとうございました」と再タッグに意欲を見せていた。
第38回東京国際映画祭は10月27日~11月5日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。『レンタル・ファミリー』は2026年2月27日公開。